腕がしびれる・痛い・冷える

2025.03.01

腕がしびれる・痛い・冷える

ハーモニー仙川中央整骨院です!

今回は「胸郭出口症候群」についてお話していきます。

 

症状の概要

胸郭出口症候群とは、首から腕にかけて走行する神経や血管が、胸郭出口と呼ばれる部分で圧迫されることで、腕や手にしびれや痛み、冷えなどの症状を引き起こす状態です。

具体的には、

  • 腕や手のしびれ
  • 腕や手の痛み
  • 腕や手の冷え
  • 腕や手の脱力感
  • 腕の色が蒼白くなる
  • 手が腫れる
  • 首や肩のこり

といった症状が挙げられます。

つり革につかまる、洗濯物を干すなど、腕を上げた姿勢で症状が出やすいのが特徴です。

 

症状の原因

胸郭出口症候群の原因として、

  • 猫背などの悪い姿勢
  • 長時間のパソコン作業
  • 重いものを持ち運ぶ
  • 首や肩周りの筋肉の緊張
  • 鎖骨や肋骨の変形
  • 頸肋(けいろく)と呼ばれる余分な肋骨の存在

などが考えられます。

 

症状の治療法

胸郭出口症候群の治療法としては、当院では以下のような方法を用いて症状の改善を目指します。

 

  1. 電気治療

電気治療は、痛みや血行不良を改善するために用いられます。  ハイボルテージ治療は、高電圧の電気を用いた治療法で、強い痛みに対して即効性があります。  炎症を抑え、痛みを軽減する効果が期待できます。  立体動態波治療は、深部の筋肉まで刺激する治療法で、筋肉の痛みや緊張を和らげる効果が期待できます。

 

  1. 手技療法

首や肩、胸周りの筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することで、しびれや痛みを軽減します。  また、鎖骨や肋骨の alignment(配列)を整えることで、神経や血管への圧迫を軽減し、症状の改善を図ります。

 

  1. 運動療法

ストレッチや筋力トレーニングなどを行い、首や肩、胸周りの筋肉を強化することで、姿勢を改善し、胸郭出口を広く保ちます。  正しい姿勢や動作の指導も行い、日常生活での負担を軽減します。

 

改善事例

症例:

30代女性。 電車でつり革につかまる時や、洗濯物を干す時に、手にしびれを感じる。 首や肩のこりもひどく、頭痛にも悩まされている。

 

改善例:

問診と検査の結果、胸郭出口症候群と診断。

ハイボルテージ治療と立体動態波治療を併用し、痛みやしびれを軽減。 手技療法で首や肩、胸周りの筋肉の緊張を和らげ、鎖骨や肋骨の alignment を整えました。 ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法を行い、姿勢を改善し、胸郭出口を広く保てるように指導しました。 また、日常生活での注意点や、症状を悪化させないための姿勢や動作の指導も行いました。

その結果、手のしびれは消失し、つり革につかまっても、洗濯物を干しても、しびれを感じなくなりました。 首や肩のこり、頭痛も軽減し、快適に過ごせるようになりました。

胸郭出口症候群は、放置すると症状が悪化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。 腕や手にしびれや痛み、冷えなどを感じたら、早めにハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。



副院長 板倉 基二