ハーモニー仙川中央整骨院です！

今回は「筋筋膜性腰痛（きんきんまくせいようつう）」についてお話していきます。

症状の概要

筋筋膜性腰痛とは、腰やお尻、背中などの筋肉や、それらを覆う筋膜が炎症を起こしたり、硬くなったりすることで生じる腰の痛みです。特定の疾患が原因というよりは、日常生活での負担や姿勢の乱れが引き金となることが多い、いわゆる「こりからくる腰痛」のような状態です。

具体的には、

• 腰全体が重だるい、またはズキズキ痛む
• 特定の動作（前かがみ、立ち上がり、寝返りなど）で痛みが増す
• 長時間同じ姿勢を続けると痛みが強くなる
• 押すと痛むポイントがある（トリガーポイント）
• お尻や太ももの裏に痛みが広がることもある

といった症状が挙げられます。

症状の原因

筋筋膜性腰痛の原因として、

• 長時間同じ姿勢：デスクワークや車の運転など、座りっぱなしや立ちっぱなしの姿勢
• 姿勢の悪さ：猫背、反り腰など、腰に負担をかける姿勢
• 運動不足：筋肉の柔軟性低下や筋力不足
• 体の冷え：血行不良により筋肉が硬くなる
• 疲労やストレス：筋肉の緊張を誘発
• 睡眠不足：筋肉の回復が不十分になる

などが考えられます。

症状の治療法

筋筋膜性腰痛の治療法として、当院では以下のような方法を用いて症状の改善を目指します。

1. 電気治療

   電気治療は、痛みや炎症を軽減し、硬くなった筋肉を緩めるために用いられます。 ハイボルテージ治療は、高電圧の電気を用いた治療法で、強い痛みに対して即効性があります。炎症を抑え、痛みを軽減する効果が期待できます。 立体動態波治療は、深部の筋肉まで刺激する治療法で、筋肉の痛みや緊張を和らげる効果が期待できます。

2. 手技療法

   腰、背中、お尻周りの筋肉や筋膜の緊張を丁寧に緩め、血行を促進することで痛みを軽減します。また、骨盤や背骨の歪みを整え、腰への負担を減らす施術も行います。

3. 運動療法

   痛みが軽減してきたら、腰やお尻周りの筋肉の柔軟性を高めるストレッチや、体幹を支えるための筋力トレーニングを行います。EMS（Electrical Muscle Stimulation）を用いた体幹の筋力強化も効果的です。日常生活での正しい姿勢や体の使い方についても指導し、腰への負担を減らします。

改善事例

症例：

40代女性。 デスクワークの仕事で長時間座っていることが多く、座ってから立ち上がる時に腰に強い痛みが走る。日中も腰が重だるく、家事をするのも辛い。

改善例：

問診と検査の結果、筋筋膜性腰痛と診断。

まず、ハイボルテージ治療と立体動態波治療を併用し、腰の痛みを軽減し、硬くなった筋肉を緩めました。 次に、手技療法で腰だけでなく、お尻や背中の関連する筋肉の緊張も丁寧にほぐし、骨盤のバランスを整える施術を行いました。 痛みが落ち着いてきたら、座りっぱなしで硬くなりがちな股関節周りのストレッチや、姿勢を支える体幹の筋力強化のための運動療法を指導。デスクワーク中の正しい座り方や、定期的な休憩、簡単なストレッチ方法などもアドバイスしました。

その結果、座ってから立ち上がる時の腰の痛みがなくなり、仕事中や家事の際の腰の重だるさも大幅に軽減しました。

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筋筋膜性腰痛は、日々の生活習慣が大きく影響する症状です。 もし、仕事や日常生活で腰の痛みを感じたら、一人で悩まずにハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。

副院長 板倉　基二