息を吸うと痛い…それ、放っておかないでください!

2025.07.31

息を吸うと痛い…それ、放っておかないでください!

ハーモニー仙川中央整骨院です!

「深呼吸をすると胸や背中がズキッと痛む」「咳やくしゃみをすると激痛が走る」

こんな症状でお悩みではありませんか?息を吸うと痛い場合、その原因は様々で、中には注意が必要なものもあります。今回は、息を吸うと痛む場合に考えられることと、整形外科と整骨院、それぞれの役割についてお話しします。

 

息を吸うと痛む、その原因は?

 

息を吸う動作で痛みが出る場合、主に以下の原因が考えられます。

  1. 筋肉や関節の痛み 最も多いのが、筋肉や関節の問題です。猫背などの悪い姿勢で長時間過ごしたり、無理な体の使い方をしたりすることで、背中や肋骨周りの筋肉が緊張し、痛みを引き起こすことがあります。また、背骨と肋骨をつなぐ関節に負担がかかり、炎症を起こしている場合もあります。これは、いわゆる「肋間神経痛」の原因の一つにもなります。

  2. 骨折やヒビ 咳やくしゃみの衝撃、あるいは転倒などで、肋骨にヒビが入ったり、骨折したりしている場合です。この場合、息を吸うたびに強い痛みを感じることがあります。

  3. 内臓の病気 心臓や肺などの内臓に病気が隠れている場合、関連痛として胸や背中に痛みを感じることがあります。

 

どちらに行くべき?整形外科と整骨院の役割

 

「息を吸うと痛い」という症状が出た場合、自己判断は危険です。まずは、整形外科と整骨院、それぞれの役割を知り、適切な場所に相談することが大切です。

  • 整形外科の役割: レントゲンやMRIなどの画像診断を行い、骨折や内臓疾患の有無など、重大な病気が隠れていないかを診断します。特に、強い痛みや発熱、呼吸困難などの症状がある場合は、迷わず整形外科を受診してください。

  • 整骨院の役割: 骨折や内臓疾患の疑いがない場合、整骨院が有効な選択肢となります。問診や徒手検査で、痛みの原因が筋肉や骨格の歪みにあると判断した場合、手技や電気治療などで症状の改善を目指します。私たちは、患者さんの安全を第一に考え、もし重大な病気が疑われる場合は、速やかに医療機関への受診をおすすめします。

 

鑑別した際の事例

 

以前、当院に「くしゃみをした拍子に背中に激痛が走り、息を吸うと痛い」と来院された方がいました。問診で詳しくお話を伺うと、過去に咳をこじらせて肋骨を疲労骨折した経験があるとのこと。

そこで、念のため医療機関での受診を先にお勧めしました。結果、幸い骨折はしていませんでしたが、咳の衝撃で背骨と肋骨をつなぐ関節にズレが生じていることが判明しました。

その後、当院で、痛みを和らげるための「ハイボルテージ治療」と、関節のズレを整える「矯正治療」を組み合わせた施術を行ったところ、数回の治療で痛みがなくなり、深呼吸も楽にできるようになりました。

 

息を吸うと痛む場合、まずはご相談ください

 

息を吸うと痛む場合、その原因がどこにあるのかを正確に判断することが、早期回復への鍵となります。

「これはただの筋肉の痛みかな?」「もしかして骨に異常があるかも?」など、少しでも不安な点があれば、仙川のハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。私たちは、あなたの症状を真摯にお伺いし、適切なアドバイスをさせていただきます。



副院長 板倉 基二