2025.08.02
お子様を抱き上げると痛がる?もしかして鎖骨の骨折かも?
ハーモニー仙川中央整骨院です!
お子様が転んでしまった後、立ち上がらせるために脇を抱えて持ち上げると、肩や腕を痛がって泣き止まない…そんな経験はありませんか?
擦り傷や打撲だけでなく、お子様が手をついて転んだり、肩から落ちたりした場合、意外と見落とされがちなのが「鎖骨の骨折」です。
なぜ鎖骨が折れやすいの?
鎖骨は、胸の骨と肩甲骨をつなぐ、体の中心から腕を支える重要な骨です。しかし、体の他の骨に比べて細く、衝撃に弱いという特徴があります。
特に小さいお子様の場合、
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体のバランスが未熟: 転んだ時に上手に受け身が取れず、手や肩を強く地面についてしまうことが多いです。
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脇を抱えることでの負担: 鎖骨は、ちょうど脇を抱える位置にあります。骨折している状態で脇を抱えて持ち上げると、折れた骨が刺激され、激しい痛みを引き起こしてしまいます。
鎖骨骨折のサインと鑑別
鎖骨骨折は、見た目では分かりにくいことがあります。以下のような症状がある場合は、骨折を疑い、注意が必要です。
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脇を抱えると激しく痛がる: これが最も分かりやすいサインの一つです。
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腕を動かそうとしない: 特に、腕を上げるのを嫌がり、肩をかばうようにしている。
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肩から落ちた、手をついて転んだなどの転倒の記憶がある:
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鎖骨のあたりに腫れや変形がある:
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お子様自身が「鎖骨が痛い」と訴える:
鑑別した際の事例
以前、当院にいらっしゃったお子様の事例です。
公園で滑り台から落ちてしまい、その後「肩が痛い」と泣き止まないため、ご両親が脇を抱えて連れてこられました。しかし、脇を抱えた際にさらに強く痛がり、触診すると鎖骨のあたりにわずかな段差と腫れがみられました。
この場合、鎖骨骨折が強く疑われたため、まずは提携の医療機関でレントゲン撮影をしてもらうようにお勧めしました。結果は、鎖骨にひびが入っている「若木骨折」でした。
整形外科での適切な診断と固定が行われた後、当院で周辺の筋肉の緊張を和らげる施術や、お子様が体をかばうことで生じる全身の歪みを整える治療を行うことで、順調に回復されました。
お子様の怪我、ご不安な点があればご相談ください
お子様の怪我は、ご家族の皆様も心配になるものです。
「ただの打撲かな?」と自己判断せず、少しでもご不安な点があれば、仙川のハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。私たちは、お子様の安全を第一に考え、適切なアドバイスをさせていただきます。必要に応じて、速やかに医療機関への受診をおすすめすることも可能です。
大切なお子様が安心して回復できるよう、全力でサポートいたします。
副院長 板倉 基二