テニス肘は内側にも起こる?ゴルフ肘との違いと改善法

2025.08.03

テニス肘は内側にも起こる?ゴルフ肘との違いと改善法

ハーモニー仙川中央整骨院です!

「テニス肘」と聞くと、多くの人が肘の外側が痛む症状を思い浮かべるかもしれません。正式名称を「外側上顆炎(がいそくじょうかえん)」と言い、ラケットを振る際のバックハンドの動きで、手首を反らせる筋肉に負担がかかることで起こることが多いです。

しかし、テニス肘は肘の外側だけでなく、内側にも痛みが生じる可能性があります。今回は、テニスやゴルフなどで肘の内側が痛む症状と、その原因、そして改善事例についてお話しします。

 

肘の内側が痛む「内側上顆炎」とは?

 

テニスで肘の内側が痛む症状は、正式名称を「内側上顆炎(ないそくじょうかえん)」と言います。別名「ゴルフ肘」とも呼ばれ、ゴルフのクラブを振る動作で手首を曲げたり、回したりする筋肉に負担がかかることで起こりやすい症状です。

テニスの場合、この内側上顆炎は、主に以下のような打ち方で起こりやすくなります。

  • フォアハンドでの無理なトップスピン: 手首を過度に曲げ、強いトップスピンをかける動作を繰り返すと、肘の内側に大きな負担がかかります。

  • サーブ時の手首の使いすぎ: サーブの最後に手首を強くひねる動作で、肘の内側の筋肉にストレスがかかります。

  • ラケットの握り方や重さ: ラケットの握りが強すぎたり、自分に合わない重さのラケットを使ったりすることも、肘への負担を増やす原因となります。

テニスやゴルフだけでなく、手首を曲げたり、指を強く握ったりする動作を繰り返す、野球のピッチャー、大工仕事、重い物を持つ作業などでも発症することがあります。

 

ハーモニー仙川中央整骨院の改善事例

 

以前、当院にいらっしゃったテニス愛好家の男性患者様は、「フォアハンドを打つと肘の内側がズキッと痛む」というお悩みでした。特に、トップスピンを意識するようになってから痛みが出始めたとのことでした。

お体を拝見すると、肘の内側にある筋肉が非常に硬く、手首を曲げる動作に制限がありました。また、肩甲骨の動きもスムーズでなく、腕だけでスイングをしようとして、肘に負担が集中していたことが分かりました。

そこで、当院では、

  • 痛みの緩和が最優先と考え、「ハイボルテージ治療」で、肘の内側の炎症と筋肉の緊張を素早く和らげました。

  • 手技療法で、肘だけでなく、手首、肩甲骨周りの筋肉を丁寧にほぐし、全身の連動性を高めることを目指しました。

  • 全身のバランスを整える「矯正治療」で、肩甲骨の動きを改善し、腕の負担を分散できるような土台作りを行いました。継続的なケアには、月額6,600円の「プレミアム矯正パス」をご利用いただきました。

  • 正しい体の使い方を身につけていただくため、体幹のインナーマッスルを「EMS(楽トレ)」で強化し、スイング時の体の軸を安定させるサポートをしました。

  • また、テニスフォームの簡単なアドバイスや、練習前後のストレッチ方法なども具体的に指導しました。

数回の施術とご自身でのフォーム意識を続けることで、男性は「痛みを気にせず、思い切りフォアハンドが打てるようになった」と、再びテニスを楽しめるようになったと喜んでいただけました。

 

肘の痛み、内側でも外側でもご相談ください

 

テニスやゴルフ、あるいは日常生活で肘の内側が痛む場合は、それは体が発しているSOSのサインかもしれません。放置すると症状が慢性化したり、プレーの継続が難しくなったりすることもあります。

仙川で肘の痛みにお悩みの方は、肘の外側・内側に関わらず、ぜひハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。あなたの体の使い方や姿勢を詳しく拝見し、痛みの改善はもちろん、より安全で効果的な体の使い方を身につけられるよう、全力でサポートさせていただきます!



副院長 板倉 基二