夏のレジャーでの怪我”足首の捻挫”

2025.08.09

夏のレジャーでの怪我”足首の捻挫”

ハーモニー仙川中央整骨院のブログへようこそ!

今回は、夏のレジャーで多く発生する「足首の捻挫」について、その症状から当院での治療法、そしてご自宅でできる応急処置まで、詳しく解説します。

 

1. 夏のレジャーに潜む危険:足首の捻挫

 

夏休み、山登りや川遊び、ビーチバレーなど、楽しいレジャーには危険が潜んでいます。特に、不安定な地面や岩場、砂浜などで足を踏み外すことで、足首を捻挫してしまうケースが非常に多く見られます。

「少し痛いだけ…」と軽く考えて放置すると、靭帯が完全に断裂したり、関節の不安定性が残ったりして、将来的に足首の痛みや不安定感を抱えやすくなります。

 

2. 足首捻挫の症状と病態

 

足首の捻挫は、外力によって関節の可動域を超えて足首が捻られることで、関節を支える靭帯や関節包が損傷するケガです。

主な症状

  • 痛み:体重をかけるとズキズキとした痛みが走ります。

  • 腫れ:足首の外側を中心に腫れが見られます。

  • 熱感:患部が熱を持っているように感じます。

  • 内出血:ひどい場合は、皮膚の下に青黒い内出血が見られることがあります。

  • 関節の不安定感:ケガをした足に力が入らず、不安定に感じることもあります。

靭帯の損傷度合いによって、以下の3段階に分類されます。

  • 軽度(I度):靭帯が伸びている状態。

  • 中度(II度):靭帯の一部が切れている状態。

  • 重度(III度):靭帯が完全に断裂している状態。

 

3. ハーモニー仙川中央整骨院の治療法

 

当院では、足首の捻挫に対して、損傷した組織の早期回復と、関節の不安定性を改善するための治療を行います。

 

ハイボルト療法

 

高電圧の電気刺激を患部に与えることで、痛みの原因となる神経にアプローチし、鎮痛効果を高めます。また、損傷した筋肉や靭帯の治癒を促進する効果も期待できます。

 

立体動体波(3D MENS)

 

立体的に電気を流すことで、深部の筋肉や靭帯、神経にアプローチします。捻挫によって生じた筋肉の緊張を緩和し、血行を促進することで、腫れや痛みの軽減に効果を発揮します。

 

手技治療

 

ハイボルトや立体動体波でアプローチした後に、当院の熟練した柔道整復師が手技で関節の可動域を広げたり、硬くなった筋肉を緩めたりします。損傷した靭帯の適切な位置を保持することで、治癒を促します。

 

4. 改善事例

 

「川遊びで足を踏み外し、足首が腫れて歩くのがつらい」と来院された20代の男性。 初診時は、足首全体に強い腫れと痛みがあり、体重をかけることが難しい状態でした。

ハイボルトと立体動体波で患部の炎症を抑え、手技で関節の動きを整える治療を継続。 1週間後には、腫れが引き、少しずつ体重をかけられるようになりました。 2週間後には、ほぼ痛みがなくなり、日常生活に支障がないレベルまで回復しました。

 

5. ご自宅でできる応急処置:RICE処置

 

捻挫をしてしまったら、すぐに以下のRICE処置を行いましょう。

  • R (Rest: 安静):無理に動かさず、楽な姿勢で安静にします。

  • I (Ice: 冷却):氷のうや保冷剤で患部を冷やし、炎症と痛みを抑えます。直接肌に当てず、タオルなどを挟みましょう。

  • C (Compression: 圧迫):テーピングや弾性包帯で患部を適度に圧迫し、腫れを防ぎます。強く巻きすぎないように注意が必要です。

  • E (Elevation: 挙上):クッションなどを使い、心臓より高い位置に足を上げ、血行を抑えて腫れを軽減します。

 

おわりに

 

足首の捻挫は、適切な処置を怠ると後遺症が残ることもあります。 「少しの痛みだから」と放置せず、早めの受診が大切です。 夏のレジャーで足首を痛めてしまった方は、お一人で悩まず、ぜひ当院にご相談ください。 ハーモニー仙川中央整骨院が、皆様の健康な毎日をサポートします。



副院長 板倉 基二