親指を使うと手首が痛い…放置すると怖い「ドケルバン病」について

2026.05.22

親指を使うと手首が痛い…放置すると怖い「ドケルバン病」について

こんにちは!仙川で整体や接骨などお探しの方に情報をお届けしている、ハーモニー仙川中央整骨院です!

現代を生きる私たちの生活の中で、手スマートフォンやパソコンは手放せない存在になりました。
また、毎日の炊事や洗濯、小さなお子様の抱っこなど、手首や指を酷使する場面は数え切れません。

そんな日常の中で、以下のようなお悩みを抱えていませんか?

・スマホを片手で操作していると、親指の付け根がピキッと痛む

・赤ちゃんを抱っこして持ち上げるときに、手首の親指側がズキズキする

・フライパンを握ったり、ペットボトルのキャップを開けたりするのが辛い

・痛む部分を触ると、熱を持っているように感じたり、少し腫れたりしている

「ただの使いすぎかな」「少し休ませておけば治るだろう」と痛みを我慢していませんか?
実はその手首の痛み、単なる一時的な疲れではなく、「ドケルバン病」という親指の腱鞘炎(けんしょうえん)かもしれません。
手首は日常生活でどうしても使わざるを得ない場所だからこそ、放っておくと悪化しやすく、
最悪の場合は物を持てなくなるほどの激痛に繋がることもあります。

今回は、このドケルバン病がなぜ起こるのか、その原因と病態を分かりやすく解説し、
当院でできる効果的なケアについてお話ししていきます。

●手首の親指側の痛み「ドケルバン病」とは?

ドケルバン病とは、一言で言えば「手首の親指側に起こる狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいでんしょうえん)」のことです。
1895年にスイスの外科医フリッツ・ド・ケルバン氏によって報告されたことから、この名前がつけられました。

文字通り、親指の付け根から手首にかけてのラインに強い痛みや腫れが生じるのが特徴で、
20代?50代のデスクワーカーや、子育て中のパパ・ママ、そして更年期の女性に非常に多く見られる症状です。

●なぜ手首が痛くなるの?

私たちの手や指がスムーズに動くのは、筋肉と骨を繋ぐ「腱(けん)」という紐のような組織があるおかげです。
そして、その腱がバラバラに離れてしまわないように、パッキングして通り道を固定しているトンネルのような組織を「腱鞘(けんしょう)」と呼びます。

親指の付け根には、親指を広げたり伸ばしたりするための2本の腱(短母指伸腱・長母指外転腱)が走っており、これらが一つの腱鞘(トンネル)の中を並んで通っています。

この1本のトンネルの中を複数の腱が通っていることがドケルバン病が起きる主な要因です。

1. 痛みが起こるメカニズム

スマートフォンを親指だけでスクロールし続けたり、キーボードを叩き続けたりすると、この2本の腱がトンネルの中を何度も行ったり来たりします。
この「使いすぎ」の状態が続くと、腱とトンネル(腱鞘)の間で強い摩擦が生まれ、どちらも擦れて傷つき、炎症を起こして腫れてしまいます。

腫れて分厚くなった腱が、狭くなったトンネルを通ろうとすると、さらに強く擦れ合ってしまいますよね。これが、動かしたときに「ピキッ」「ズキッ」と走る激痛の正体です。

2. なぜ女性や特定の時期に多いのか?

ドケルバン病は、手の使いすぎだけでなく「女性ホルモンの変化」も大きく関係しています。

妊娠・出産期: プロゲステロンというホルモンが多く分泌されます。このホルモンには腱鞘を収縮させる(狭くする)作用があるため、少しの手の負担でも炎症が起きやすくなります。そこに育児での抱っこや授乳が重なることで、発症リスクが跳ね上がります。

更年期: エストロゲンという、関節や腱の柔軟性を保つホルモンが減少します。そのため、腱や腱鞘が硬くなり、摩擦に弱くなって炎症を起こしやすくなります。

●自宅でのセルフチェック

まずは、あなたの手首の痛みがドケルバン病の疑いがあるかどうか、自宅で簡単にできるセルフチェックを行ってみましょう。

ドケルバン病のセルフチェック(フィンケルシュタインテスト変法)
痛む方の手の親指を、他の4本の指で包み込むようにしてグー(握りこぶし)を作ります。

そのまま、手首を小指側(下方向)へゆっくりと真っ直ぐ曲げていきます。

【判定】
このときに、手首の親指側に「ズキッ」と引っ張られるような強い痛みが走る場合、ドケルバン病の可能性が非常に高いと言えます。※無理に強く曲げすぎないよう注意してください。

●ハーモニー仙川中央整骨院でのアプローチ

ドケルバン病の治療において最も大切なのは、「患部の強い炎症を一刻も早く鎮めること」です。
しかし、手首は家事や仕事でどうしても使ってしまうため、安静を保つのが難しい部位でもあります。

そこで当院では、以下の専門的な治療機器を用いて、痛みの根本に素早くアプローチします。

ハイボルテージ治療
当院が誇るハイボルテージ治療は、痛みや筋肉の緊張を緩和することに特化した特殊な高電圧電気治療器です。一般的な電気治療器とは異なり、皮膚の抵抗を最小限に抑えながら、手の奥深くにある腱や腱鞘の炎症組織にまで直接電気刺激を届けることができます。これにより、手首の抜けない鋭い痛みや腫れを早期に引かせることが可能です。

手首の局所的な治療はもちろんですが、当院では「なぜ手首にそれほど負担がかかってしまったのか」という背景にも目を向けます。例えば、猫背や巻き肩などの姿勢不良があると、腕のねじれが生じ、結果として手首だけで物を支えようとして負担が倍増してしまいます。必要に応じて、全体のバランスを整える矯正治療を組み合わせることで、手首への負担を根本から減らし、再発しにくい体づくりをサポートいたします。

●まとめ

手首の痛みは、「少し休めば大丈夫」と放置してしまいがちですが、慢性化すると腱がさらに肥厚し、治癒までに長い期間がかかるようになってしまいます。
ハサミが握れなくなったり、ドアノブを回せなくなったりする前に、適切なケアを始めることが大切です。

毎日頑張るあなたの手首から伝わるサインを、どうか見逃さないでくださいね。

「スマホを触るのが辛い…」「育児で手首がボロボロ…」と仙川周辺でお悩みの方は、ぜひ一度、ハーモニー仙川中央整骨院へお気軽にご相談ください。あなたの日常が笑顔で快適なものに戻るよう、私たちが全力でサポートいたします!



副院長 板倉 基二