肋間神経痛(胸、脇腹の痛み)かな?と思ったら

2024.05.06

肋間神経痛(胸、脇腹の痛み)かな?と思ったら


胸やお腹周辺にチクチクした痛みが走る。
身体を動かさない時や寝ている時にも痛みがある。

そのような場合は肋間神経痛の可能性があります。

肋間神経とは?

肋間神経とは「肋骨の間を通る神経」と書きますが
「肋骨のすぐ下を通る神経」ぐらいの方がイメージしやすいかもしれません。

背骨の中の脊髄から出て、肋骨と一緒に背中→脇腹→胸・お腹とグルっと走行しています

この神経に沿って痛みが起きる症状が「肋間神経痛」です


肋間神経痛の症状は?

肋間神経痛の特徴は左右どちらか片側の肋骨に沿って痛みがあることです。

痛みは肋骨に沿ったどこかのピンポイントであることと、
背中と胸、など複数のポイントに分かれることがありますが、
いずれにしても「左右両方に痛みが出る」場合は、
内科的原因などを疑うケースとなります。

安静にしていても痛みやチクチク感などがあるときもありますが、
呼吸や咳、くしゃみ、身体の動きによって痛みが増すことは少なくありません。

肋間神経痛の原因は?

肋間神経痛の原因を診察するうえで、
内科的要因と肋骨そのものの損傷との違いを鑑別することが重要です。

内科的要因として特に多いのは帯状疱疹で、
これは神経根に潜伏していた水ぼうそうのウィルスが、
免疫力の低下によって神経に沿って増殖するものですが、
「神経に沿った痛みが現れる」という点で、肋間神経痛と紛らわしく、
帯状疱疹特有の皮膚の湿疹などを見逃さないことが大事になります。

また、肋骨や肋間筋などを痛めているときは
「呼吸やクシャミなどで痛みが増す」という点で似ていますが、
肋骨に直接ストレスをかけるテストなどで判別が可能です。

そのうえで、肋間神経痛である場合、
姿勢や身体の使い方で、背骨の神経が出てくる出口や
肋骨の間の筋肉(肋間筋)が緊張することで、
神経を締め付けて痛みやシビレといった神経痛が起きている可能性が高くなります。

肋間神経痛の治療

・立体動体波
 痛みと神経の興奮を抑制する特殊な電気治療器を使うことで、
 神経痛を抑え、痛みと緊張のループを緩和させます。

・全身矯正
 前述したように、肋間神経痛は姿勢や身体の使い方が原因となっているケースが多くあります。
 そのため、神経を押さえつけている筋肉を緩めていくことは大事ですが、
 それと共に、その筋肉が緊張するような姿勢や歪みを改善させていくことが根本的治療となります

 

ハーモニー仙川中央整骨院では、肋間神経痛の治療も数多く行っています。
肋間神経痛でお悩みの方はまず一度ご相談ください!



副院長 板倉 基二