2019.04.25
なぜタンパク質主体の食事がいいの?
前回の(「健康な食事」)ではタンパク質主体の健康的食事「MEC食」を
紹介しましたが、そもそもなぜ「タンパク質主体」がいいのか。
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数年前までは、肉や脂(あぶら)が多い食事
は贅肉のもとになると信じられていましたね。
けれど最近、肥満の原因は米や粉物に含まれる糖質が
肝臓で脂肪細胞を作っているためとされています。
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肉といったタンパク質類を抜くと
筋肉の材料が供給されないので、体力・筋力が落ちてしまいます。
一方、糖を積極的に摂取しなくても自分で合成できるので
エネルギー不足にはなりにくいんです。
だから野生動物たちはお米や麺類を食べなくても元気いっぱいなんですね。
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高齢でも元気なことで有名な沖縄のおじいちゃんおばあちゃんは
「鳴き声以外は全て食べる」と言われるくらい様々な調理法で
豚肉を食べることが知られていますね。
(「鳴き声以外」というのは知りませんでしたが(笑))
あの人達を見習って、いつまでも元気な身体を
毎日おいしく楽しい食事で築いていきたいものです(^O^)v
<追記>
ちなみに、油は植物油のほうが健康的という印象があると思いますが、
日本脂質栄養学会によると、植物由来の油よりも
バターと言った動物由来の油のほうが身体に馴染みやすく
安全で健康的といわれています。
沖縄の伝統食品である豚のラードから作られる「アンダカシー」は、
糖質ゼロで必須栄養素も摂れ、血糖値もほとんど上昇しないので
オヤツやサラダにも良いということで注目されているんですよ。
院長 喜屋武 幸人