2024.03.27
肩をあげると肩の横から後ろが痛い(インピンジメント症候群)
ハーモニー仙川中央整骨院です!
腕をあげると痛い、腕を捻ると痛い…いわゆる「四十肩・五十肩」
その原因は様々なものがありますが、そのうちの一つに「インピンジメント症候群」があります。
「インピンジメント」とは「衝突する」という意味で、
なにが衝突してしまうかというと、肩の骨の間を通る筋肉の腱(スジ)の話なのです。
肩口を触ると感じられる骨。ここを「肩峰(けんぽう)」というのですが、
この肩峰はアーチのような形になっていて、そのアーチの下を棘上筋(きょくじょうきん)という筋肉のスジが通っています。
この棘上筋腱が肩峰と上腕骨のの衝突に挟まれてしまうことで、炎症を起こしてしまうのが「インピンジメント症候群」です。
インピンジメント症候群は、スポーツや力仕事などで腕を上げる動作を多用する方で起きやすくはありますが、
そのような心当たりがない方でもインピンジメント症候群を発症しているケースは頻繁に見受けられます。
そのような場合、単純な多用だけではなく、肩甲骨や肩関節に関係する筋肉のバランスが悪くなっていることで
肩甲骨と上腕骨の位置関係(アライメント)が正常でなくなり、
その結果、棘上筋腱が「はさまりやすい位置」になってしまっていることが原因となっています。
そのため、インピンジメント症候群の治療は実際に炎症を起こしている腱そのものへの治療以外に、
肩関節全体や肩甲骨、根本的には身体全体の姿勢や使い方へのアプローチも重要になります。
インピンジメント症候群は悪化すると、繰り返される炎症で腱そのもの劣化や断裂などのリスクもあります。
まずは一度ハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください!
副院長 板倉 基二