肩こりについて

2024.06.18

肩こりについて

現代人の生活に高確率でつきまとうのが肩こりです。

肩や首の不快感、重だるさ、時には痛みを伴い。
場合によっては背中や腕、指に痺れをもたらす原因にもなります。
また、緊張性頭痛という頭痛でも最も多いパターンは、
首や肩のこりと関連性が高いと言われています。

肩こりの原因は
・首が前に突きでる姿勢(ストレートネック)
・肩が前に入り込む姿勢(巻き肩)
などの悪い姿勢によって、首肩周りの筋肉に負荷がかかり続けることです。

筋肉に負担、といっても肩回りの筋肉を良く動かす人は
むしろ肩こりになりにくいものです。
これはつまり「悪い姿勢を長時間取り続けること」が
肩こりの原因ということになります。

何故肩こりは痛くなるのか

筋肉は緊張すると硬くなり、ぐっと膨らみます。
膨らんだ筋肉の中では血管が圧迫され、血流が悪くなります。
血流が悪い、ということは筋肉を含む細胞にとって必須である
酸素や栄養が十分運ばれてこない、ということになり、
その結果、筋肉はより疲労しやすくなってしまいます。

疲労した筋肉は、身体に「この筋肉がつかれているよ」という
シグナルとなる物質を出すのですが、
血行が悪いとこの疲労物質も流れずに筋肉に貯まりやすくなってしまいます。
この疲労物質が炎症を起こし、痛みの原因の一因になると言われています。

また、筋肉の緊張は神経も圧迫します。
そして神経もまた筋肉と同じように酸素や栄養を必要とするため、
長期間の血行不良は神経的な痛みの原因にもなります。

そして、炎症や神経の作用で痛みが起きると、
筋肉は防御的な反射でより緊張しようとします。
この緊張はより血行不良を呼んでしまうため、
いわば「痛みのループ」のような状態が続いてしまうことになります。

肩こりに似ている病気

肩や首の周囲が痛い、重だるい…という肩こりの症状。
これと似た症状を起こす疾患は他にもあります。

例えば、首の骨で神経が通る通路がなにかしらの障害がある場合、
その程度が強ければ明確な痺れになりますが、
軽度の場合は痛みや不快感として現れる場合もあります。

これは、首の筋肉や肩甲骨周囲などで神経が締め付けられる状態
(胸郭出口症候群、といいます)でも同様です。

また、通常肩こりは座りっぱなしで痛みが増したり、
首や肩を動かすと痛みが強くなったりしますが、
「じっと寝ていても痛い」などの動かなくても痛みが強い場合は、
患部そのものに強い炎症が起きている可能性があります。

他にも心臓の疾患が肩に痛みを起こすこともあります。

一見肩こりに見えても、このような疾患とはしっかりと検査を行い
区別をつけることが治療には必要になります。

肩こりの治療

肩こり、といえばマッサージ…というイメージが定着しています。
もちろん、肩の筋肉の血行を良くすることで、
今ある症状を軽減することは「痛みのループ」を解消するうえでも重要です。

また、肩の周囲の筋肉をゆるめることも、神経・血行の改善に重要です。

症状が強い場合は、ハイボルテージや立体動体波などの特殊な電気治療を併用することで、
速やかに症状の軽減を期待することができます。

そして、このような「いまある症状」の軽減と同時に行いたいのが
根本的な姿勢の悪さの改善です。

前述したように、肩こりの基礎には姿勢の悪さがあり、
この点を改善しないと「施術を受けても(日常の負担で)すぐ戻ってしまう」
ということなりがちです。

そのため、姿勢の改善は肩こりの治療として重要になりますし、
また長期的な再発の予防にも欠かせない要素となります。

姿勢の改善には、当院独自の矯正ブロックを使った全身矯正や、
姿勢を支えるインナーマッスルを強化する楽トレなどがあります。

他にも、ストレスや自律神経の乱れなどは肩こりの症状を強めることがあるため、
腸もみや耳つぼといった、自律神経をターゲットとした施術も効果があります。

肩こりと健康保険

原則として、整骨院で保険を使用できるのは
「怪我した(痛めた)タイミングがはっきりとしている怪我」
なので、慢性的な肩こりには健康保険を適用することができません。

ただ、上記のように肩こりのような症状でも、
寝違えなどの炎症を伴うケガの場合は健康保険を適用できる可能性があります。
まずは一度、保険適用が可能がどうかも含めてご相談いただけたらと思います。

また、保険を使わない自費診療でも、当院はしっかりと継続して治療しやすいように

プレミアム矯正パス 6600円/月 
(自費診療 一回:3300円の全身矯正を月定額で受けていただくことができます)

をご用意させていただいています。

肩こりがなかなか治らない、施術をうけてもすぐに戻ってしまう…
そのようなお悩みの方、ぜひハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください!

 



副院長 板倉 基二