2025.03.24
腕を上に挙げると痺れと痛み
こんにちは。
ハーモニー仙川中央整骨院です。
腕を上げているとだんだん肩がしびれたり痛みが出てくることはありますか?
その場合一つの要因として前斜角筋症候群の可能性があります。
前斜角筋は、首の側面にある筋肉で、首を支えたり、呼吸の補助をしたりする役割があります。この筋肉が、長時間同じ姿勢を続けることや、姿勢の悪さ、外傷などによって硬くなると、その間を通る腕神経叢や鎖骨下動脈が圧迫されます。
この圧迫によって、以下のような症状が現れます。
- 神経圧迫による症状:
- 首、肩、腕、手の痛みやしびれ
- 腕や手の力が入りにくい
- 感覚が鈍くなる
- 血管圧迫による症状:
- 腕や手の冷え
- 腕や手のむくみ
- 皮膚の色が青白くなる
原因:
- 長時間のデスクワークやスマホの使用
- 猫背や前かがみなどの不良姿勢
- 首や肩への過度な負担
- 外傷
- 生まれつきの骨格異常
診断:
- 問診や症状の確認
- 徒手検査(ライトテスト、アドソンテストなど)
- 画像検査(レントゲン、MRIなど)【整形外科で行う必要があります】
治療:
- 手技療法(筋肉の緊張緩和、関節調整)
- 物理療法(電気治療、温熱療法)
- 運動療法(ストレッチ、筋力トレーニング)
- 姿勢指導
- 日常生活指導
予防:
- 正しい姿勢を保つ
- 長時間同じ姿勢を続けない
- 適度な運動やストレッチを行う
- 首や肩に負担をかけない
前斜角筋症候群は、放置すると症状が悪化し、日常生活に支障をきたすことがあります。早期の診断と適切な治療が大切です。
お悩みの際は是非一度ご相談下さい。
副院長 板倉 基二