変形性膝関節症・膝の痛み

2025.09.11

変形性膝関節症・膝の痛み

変形性膝関節症でお悩みの方へ ― 当院での治療と再発予防について

こんにちは。ハーモニー仙川中央整骨院です。
今回は、膝に痛みや違和感が出る「変形性膝関節症」について、当院での治療法やセルフケア、原因となる筋肉や関節への影響についてご紹介します。


◆変形性膝関節症とは?(病態と症状)

変形性膝関節症は、加齢や過度な負担により 膝関節の軟骨がすり減り、骨や周囲組織に変形が生じる病気 です。
膝の痛みや歩行時の違和感が主症状で、進行すると日常生活に支障をきたすことがあります。

症状の特徴は、

  • 階段の上り下りや立ち座りで膝が痛む

  • 膝に腫れや熱感を伴うことがある

  • 正座やしゃがむ動作が困難になる

などです。


◆原因となる筋肉や関節

変形性膝関節症は、膝関節の構造だけでなく、周囲の筋肉や姿勢も影響します。

主に関与する筋肉

  • 大腿四頭筋(太もも前の筋肉)
    膝を伸ばす役割があり、筋力低下により膝関節に負担が集中し痛みを引き起こす。

  • ハムストリングス(太もも裏の筋肉)
    膝の安定性に関わり、柔軟性低下で膝関節に負担がかかる。

  • 大殿筋・中殿筋(お尻の筋肉)
    体重を支える骨盤・膝の安定性に影響し、筋力不足で膝痛が悪化する。

関節への影響

  • 膝の軟骨の摩耗

  • 半月板の変性

  • 関節周囲の靭帯や腱への負担増加


◆当院での治療について

当院では、保険診療自費診療機器を組み合わせて、痛みの改善と再発予防に取り組んでいます。

① 急性期(痛み・炎症の軽減)

  • 保険診療による施術

  • 自費診療機器:ハイボルト立体動体波を使用し、膝関節周囲の炎症や筋緊張を素早く和らげます。

② 慢性化・再発予防(根本改善)

痛みが落ち着いた後は、膝関節の歪みや下肢のバランスを整える矯正治療を3か月間継続。関節にかかる負担を軽減し、再発を予防します。

③ 筋力不足の改善

変形性膝関節症は、下肢・体幹・臀部の筋力不足が症状の悪化や再発に関わります。
当院では**楽トレ(EMSによるインナーマッスルトレーニング)**を導入し、大腿四頭筋・ハムストリングス・臀筋を効率的に鍛えることで、膝の安定性を高め再発しにくい身体づくりをサポートしています。


◆改善事例のご紹介

60代女性の患者様。階段の上り下りや立ち座りで膝に痛みが出現し、日常生活に支障が出て来院されました。
初期はハイボルト治療で痛みを軽減し、その後膝・骨盤の矯正と楽トレを組み合わせて3か月間施術。
現在では「膝の痛みが軽減し、買い物や散歩も楽しめるようになった」と喜びの声をいただいています。


◆ご自宅でできるセルフケア

  1. 下肢ストレッチ
     大腿四頭筋・ハムストリングス・ふくらはぎを優しく伸ばす。

  2. 温めて血流改善
     膝を温めることで筋肉のこわばりや関節の違和感を和らげる。

  3. 筋力トレーニング
     椅子に座ったままの足上げ運動やスクワットで大腿四頭筋を強化。

  4. 歩行や姿勢の意識
     膝に負担のかからない歩行姿勢や立ち方を意識する。


◆最後に

変形性膝関節症は「年齢のせいだから仕方ない」と諦めがちですが、適切な治療と筋力・柔軟性の改善で痛みを和らげ、日常生活の動作を楽にすることが可能です。

ハーモニー仙川中央整骨院では、痛みの改善から関節矯正、筋力強化までトータルでサポート。

「変形性膝関節症による膝の痛みを改善し、再発を防ぐ身体づくり」を一緒に始めていきましょう。



副院長 板倉 基二