2025.09.12
四十肩・五十肩
四十肩・五十肩でお悩みの方へ ― 当院での治療と再発予防について
こんにちは。ハーモニー仙川中央整骨院です。
今回は、40代・50代に多く見られる「四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)」について、当院での治療法やセルフケア、原因となる筋肉や神経についてご紹介します。
◆四十肩・五十肩とは?(病態と症状)
四十肩・五十肩は、肩関節の周囲に炎症や癒着が起こることで肩の痛みや可動域制限が生じる症状です。
日常生活で肩が上がらない、後ろに回せないなどの制限が特徴です。
症状の特徴は、
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肩を上げる・後ろに回す動作で痛みが出る
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夜間に肩が痛くて眠れないことがある
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腕を使った日常動作(着替え、洗濯物、荷物を持つ)で痛む
などです。
◆原因となる筋肉や神経
四十肩・五十肩は、肩関節の周囲組織の老化や使いすぎ、筋力低下が原因で起こります。
主に関与する筋肉
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肩甲下筋(Subscapularis)
肩の内旋を行う筋肉で、柔軟性低下や炎症で動きが制限される。 -
棘上筋・棘下筋・小円筋(Rotator Cuff)
肩の安定性に重要で、腱や筋肉の炎症・損傷で痛みや可動域制限が起こる。 -
三角筋(Deltoid)
腕を挙げる動作に関わる筋肉で、筋力低下で肩に負担が集中する。
神経
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腋窩神経(Axillary nerve) や 肩甲上神経(Suprascapular nerve) が肩の筋肉に分布しており、炎症や筋力低下の影響を受けることがあります。
原因としては、
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加齢による筋力低下・腱の変性
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肩を長時間使う作業(パソコン作業、家事、手作業)
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肩関節の姿勢不良や動かし方の偏り
などが挙げられます。
◆当院での治療について
ハーモニー仙川中央整骨院では、保険診療と自費診療機器を組み合わせ、痛みの改善と再発予防に取り組んでいます。
① 急性期(痛み・炎症の軽減)
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保険診療による施術
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自費診療機器:ハイボルト・立体動体波を使用し、肩関節周囲の炎症や筋肉のこわばりを素早く緩和します。
② 慢性化・再発予防(根本改善)
痛みや可動域制限が落ち着いた後は、肩甲骨や肩関節周囲の歪みを整える矯正治療を3か月間継続。肩関節の動きを安定させ、再発を防ぎます。
③ 筋力不足の改善
四十肩・五十肩は肩周囲や体幹の筋力不足が症状の悪化や再発に関わります。
当院では**楽トレ(EMSによるインナーマッスルトレーニング)**を導入し、肩の回旋筋群や三角筋を効率的に鍛えることで、肩の安定性を高め、再発しにくい身体づくりをサポートしています。
◆改善事例のご紹介
50代男性の患者様。腕を上げる動作で肩に痛みが出現し、着替えや洗濯物の動作が困難で来院。
初期はハイボルト治療で痛みを軽減し、その後肩関節・肩甲骨の矯正と楽トレを組み合わせて3か月間施術。
現在では「肩がスムーズに動かせるようになり、日常生活が楽になった」と喜びの声をいただいています。
◆ご自宅でできるセルフケア
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肩周囲ストレッチ
肩関節や肩甲骨周囲の筋肉をゆっくり伸ばす。 -
温めて血流改善
肩を蒸しタオルや入浴で温め、筋肉のこわばりや痛みを和らげる。 -
軽い筋力トレーニング
ペットボトルなどで肩の回旋運動や挙上運動を行い、筋力を維持。 -
姿勢を意識
肩を丸めず、肩甲骨を安定させる姿勢で日常動作を行う。
◆最後に
四十肩・五十肩は「年齢のせいだから仕方ない」と諦めがちですが、適切な治療と筋力・柔軟性の改善で肩の痛みや可動域制限を改善し、日常生活を快適にすることが可能です。
ハーモニー仙川中央整骨院では、痛みの改善から肩関節矯正、筋力強化までトータルでサポート。
「四十肩・五十肩による肩の痛みを改善し、再発を防ぐ身体づくり」を一緒に始めていきましょう。
副院長 板倉 基二