2025.09.29
ぎっくり腰・急に腰が痛くなった
季節の変わり目に増える「ぎっくり腰」について
こんにちは。ハーモニー仙川中央整骨院です。
季節の変わり目になると「急に腰が痛くなって動けなくなった」という患者様が増えてきます。いわゆる ぎっくり腰(急性腰痛症) です。今回はその原因や仕組み、当院での対応、自宅での過ごし方についてまとめてみました。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰は正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、突然腰に強い痛みが走る状態を指します。
「ぎっくり」という呼び方は、急に“ギクッ”とした衝撃のある痛みが出ることから一般的に広まったといわれています。
どこを痛めているのか?
ぎっくり腰はひとつの原因で起こるわけではなく、いくつかの部位に損傷や炎症が起きている可能性があります。
代表的なものは以下の通りです。
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筋・筋膜性腰痛 … 腰の筋肉や筋膜に急な負担がかかって炎症を起こす
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椎間関節性腰痛 … 背骨の関節にストレスが加わり炎症を起こす
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仙腸関節性腰痛 … 骨盤の関節部分にズレや炎症が生じる
これらは症状の出方や痛みの場所によって鑑別されます。
季節の変わり目に増える理由
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気温差で筋肉がこわばりやすい
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自律神経の乱れで血流が悪くなる
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運動不足や疲労の蓄積が表面化しやすい
こうした要因が重なることで「ある日突然」発症しやすくなるのです。
当院での治療の流れ
急性期(炎症が強い時期)
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ハイボルト療法 … 炎症や強い痛みにアプローチ
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立体動体波 … 深部の血流促進をサポート
炎症が落ち着いてきたら
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腰や骨盤まわりの歪みを整える施術
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動きに合わせた患部への治療
再発予防
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**楽トレ(EMSによる体幹トレーニング)**で腰を支えるインナーマッスルを強化
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日常生活での姿勢や体の使い方のアドバイス
改善事例(イメージ)
・ぎっくり腰で動けなかった方が、数回の施術とセルフケア指導で日常生活に復帰されたケースもあります。
※効果には個人差があります。
自宅でのセルフケア
炎症期(発症~数日)
した方がよいこと
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冷却(保冷剤やアイスパックで10分程度)
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楽な姿勢で安静(横向きで膝を軽く曲げるなど)
しない方がよいこと
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無理に動かす、ストレッチを強く行う
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入浴などで温めすぎる
炎症が落ち着いてきたら(数日~)
した方がよいこと
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軽いストレッチや歩行などで血流を良くする
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体幹を意識した軽い運動
しない方がよいこと
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いつまでも安静にしすぎる
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重い荷物を急に持ち上げる
まとめ
ぎっくり腰は「突然」起きるものですが、日常生活の積み重ねが原因になることが多いです。
当院では、急性期の痛みのケアから、根本改善・再発予防までトータルでサポートしています。
「ぎっくり腰かもしれない…」と感じたら、無理をせず早めにご相談ください。
副院長 板倉 基二