2024.02.16
「脊柱管狭窄症」について
仙川駅徒歩約3分のハーモニー仙川中央整骨院です!
以前神経痛に関してのブログを書きましたが
今回は腰から足にかけての神経痛の原因となるものの一つである
腰の「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」について説明します。
「脊柱管狭窄症」、耳慣れない単語が並び難しそうな名前ですが、
「脊柱管(背骨の中にある神経が通る道)」が「狭窄(せまくなる)」という意味で、
簡単に言えば
「背骨の中を通っている道が狭くなった結果、神経が圧迫されておきる症状」
のことです。
神経が圧迫されると神経痛が起きる、というのは以前のブログでも書きましたが、
脊柱管狭窄症で起きる神経症状で特徴的なのは
間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれるものです。
また難しい物言いの言葉が出てきましたが、これも
「とぎれとぎれに(間欠性)歩き方がおかしくなる(跛行)」という意味です。
脊柱管狭窄症では歩行などの姿勢や運動で、神経が刺激され
「歩いているとだんだんと神経痛が出てくる=歩きづらくなってくる」
という症状が現れやすくなります。
歩くのをやめて休息したり前かがみになったりすると回復しますが、
また歩いていると痛みが出てくる…という繰り返しの場合、脊柱管狭窄症を強く疑います。
ただし「間欠性跛行=脊柱管狭窄症」とは必ずしも限らず
例えば動脈硬化によって足の血管に障害があっても同じような症状がでることがあるので、
その違いを判断することは非常に重要になります。
「脊柱管が狭くなる」ということですが、治療するうえで「何が狭くさせているのか」「何故狭くなっているのか」
ということが重要になってきます。
脊柱管が狭くなる原因としては
1)腰椎(腰の背骨)の変形、位置がずれる
2)ヘルニアが脊柱管の中に突出している
3)脊柱管の中にある靭帯がぶ厚くなっている
などの理由があり、最も多く、接骨院での治療の対象になるのは(1)になります。
加齢とともに背骨をつなぐ靭帯がゆるくなりやすく、その結果腰椎の位置は変動しやすくなります
これに加えて筋力の低下などで姿勢が崩れることで腰椎に負荷がかかりさらにずれていきます。
その結果、脊柱管というトンネルの道に乱れが生まれ、そこに脊髄神経が触れるようになった結果
痺れや痛み、跛行などの症状が発生します。
つまり
・姿勢の崩れの原因となっている筋肉へのアプローチ
・乱れた姿勢によって生まれた骨盤などの歪みへのアプローチ
・ずれが発生している背骨へのアプローチ
などを行うことによって、脊柱管狭窄の症状を軽減することができます。
それぞれの部位への治療で何を行うか、という点に関しては
多岐にわたりますので、どのような治療を行っているか、ということについては
是非一度お問い合わせしてください。
それぞれの患者様の状態、症状などをお聞きしながら
ご相談に応じさせていただきます。
足の痺れや歩行中の痛みなどでお困りの方は、
まずはご相談ください!
副院長 板倉 基二