2025.02.06
運動中に脛の内側に痛みを感じる
ハーモニー仙川中央整骨院です!
今回は「脛骨疲労骨折」についてお話していきます。
症状の概要
脛骨疲労骨折とは、すねの骨(脛骨)に繰り返し負荷がかかることで、骨にひびが入ったり、折れてしまう状態を指します。
具体的には、
運動時や運動後にすねの内側に痛みを感じる
触ると痛みがある
腫れや熱感がある
ひどい場合は、安静時にも痛みがある といった症状が挙げられます。
症状の原因
脛骨疲労骨折の原因として、
過度な運動
不適切なフォームでの運動
股関節や足首の筋肉の柔軟性不足
左右の足の荷重バランスの崩れ
などが考えられます。
特に、ランニングやジャンプを繰り返すスポーツをしている方は、脛骨に大きな負担をかけるため、脛骨疲労骨折のリスクが高くなります。
症状の治療法
疲労骨折が疑われる場合は当院から整形外科をご紹介し、レントゲン検査などを受けていただく場合もあります。
脛骨疲労骨折の治療法としては、主に以下の3つが挙げられます。
・安静にする
骨折を治すためには、まず患部を安静にすることが重要です。
運動を中止し、患部に負担をかけないようにすることで、骨の修復を促します。
症状が強い場合はギプスなどで固定する場合もあります。
・電気治療
電気治療は、痛みや腫れを軽減するために用いられます。
ハイボルテージ治療は、高電圧の電気を用いた治療法で、強い痛みに対して即効性があります。
炎症を抑え、痛みを軽減する効果が期待できます。
立体動態波治療は、深部の筋肉まで刺激する治療法で、筋肉の痛みや緊張を和らげる効果が期待できます。
また、微弱電流(マイクロカレント)は組織修復の速度を高めてくれるため、疲労骨折のような損傷に有効です。
3. リハビリテーション
骨折が治癒した後には、リハビリテーションを行います。
ストレッチや筋力トレーニングなどを行い、患部の柔軟性や筋力、足や身体全体のバランスを回復させ、再発を予防します。
改善事例
高校2年生の男子バスケットボール部員。
部活中に足に痛みを感じ、歩くのも困難な状態に。
改善例:
問診と検査の結果、軽度の脛骨疲労骨折と推測。
しっかりと身体の状態を説明し、まずは部活を休んで治療に専念していただくことに同意していただきました。。
痛みが強い時期には、ハイボルテージ治療で炎症を抑え、痛みを軽減し、マイクロカレント治療で組織の回復を早めることを目標にしました。
痛みが落ち着いてきたタイミングで、硬かった股関節や足首の可動を改善させながら、身体のバランス・使い方の改善を治療に組み込んでいきました、
その結果、痛みは消失し、バスケットボールに復帰することができました。
脛骨疲労骨折は、早期に適切な治療を行うことで、後遺症を残さずに治癒することができます。
逆に、我慢して運動を続けてしまうと骨の損傷が拡大して、手術などが必要になることもあります。
足に痛みを感じたら、早めにハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。
副院長 板倉 基二