2025.10.03
坐骨神経痛とは?
【坐骨神経痛とは?】
坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)とは、腰から足にかけて伸びる「坐骨神経」が圧迫されたり刺激されたりすることで起こる痛みやしびれの総称です。
「お尻の奥が痛い」「太ももの裏がしびれる」「足先まで電気が走るような痛みがある」といった症状が特徴です。
【主な症状】
- お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけての痛みやしびれ
- 長時間立っている・座っていると痛みが強くなる
- 体を前に倒す・腰を反らすと痛みが出る
- 片足に力が入りにくい、感覚が鈍い
症状の強さは人によってさまざまで、軽い違和感から歩行困難になるほどの強い痛みまで幅があります。
【原因】
坐骨神経痛は“病名”というより、“症状の名前”です。
その原因はさまざまですが、主に以下のような疾患や要因によって起こります。
- 腰椎椎間板ヘルニア:飛び出した椎間板が神経を圧迫
- 腰部脊柱管狭窄症:神経の通り道が狭くなる
- 梨状筋症候群:お尻の筋肉(梨状筋)が硬くなり神経を圧迫
- 骨盤・背骨の歪みや姿勢不良
長時間のデスクワーク、運動不足、冷えなども神経への負担を増やす原因になります。
【整骨院での治療】
当院では、坐骨神経痛の原因に合わせて、神経圧迫や筋緊張を和らげ、血流を改善する施術を行っています。
- ハイボルト療法:痛みの原因を特定し、神経の興奮を鎮める
- 立体動体波・3DMENS:深部筋肉の硬さを緩め、しびれを軽減
- マイクロカレント療法:神経の修復を促進し、回復をサポート
- 骨盤・背骨の調整(手技療法):歪みを整え、神経の通りを改善
痛みの強い時期は無理に動かさず、炎症を鎮めることを優先します。
その後、姿勢改善・体幹強化を行い、再発しにくい身体づくりを目指します。
【治療の目安】
坐骨神経痛は慢性化しやすい症状のひとつです。
・急性期(痛み・しびれの強い時期):1?3週間
・回復期(筋緊張の改善・可動域回復):1?2ヶ月
・安定期(再発予防・姿勢改善):3ヶ月以降
という流れで改善を目指していきます。
【自宅でできるケア】
- 長時間同じ姿勢を避ける(30分に一度は立ち上がる)
- お尻・太もも裏のストレッチをする
- 腰を冷やさず温めて血流を保つ
- 就寝時は横向きで膝の間にクッションを挟む
これらを継続することで、神経や筋肉への負担を減らすことができます。
【まとめ】
坐骨神経痛は、神経の通り道や筋肉のバランスが乱れることで起こる症状です。
一時的に痛みが落ち着いても、根本の原因を整えなければ再発しやすくなります。
当院では、痛みの軽減から姿勢改善・再発予防までを一貫してサポートいたします。
「お尻や足のしびれ」「長く歩くと痛い」などの症状がある方は、早めにご相談ください。
????ハーモニー仙川中央整骨院
地域の皆さまの健康な“歩み”を全力でサポートします。
副院長 板倉 基二