2025.10.10
膝の痛みを引き起こす「太ももの筋肉の機能不全」とは?
ハーモニー仙川中央整骨院です!
「膝が痛くて正座ができない」「膝の周りがいつも重だるい」といった症状は、太ももの筋肉の硬さだけでなく、「硬さ」と「弱さ」のアンバランスによる機能不全が原因で起こっていることがあります。
今回は、太ももの筋肉(大腿四頭筋)の機能不全が膝の痛みを引き起こすメカニズムと、当院での改善アプローチについて解説します。
膝の痛みの裏にある「太ももの筋肉のアンバランス」
膝の安定性にとって、太ももの筋肉は非常に重要です。しかし、この筋肉がただ硬いだけでなく、適切に使えていない状態が膝のトラブルを招きます。
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膝関節の軸のズレ: 大腿四頭筋の一部である内側の筋肉(内側広筋など)が弱くなると、膝のお皿(膝蓋骨)をまっすぐ安定させる力が失われます。その結果、お皿が横に引っ張られたり、膝関節の軸が外側にズレたりして、歩行や階段昇降時に膝関節内で摩擦が生じ、痛みにつながります。
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硬くなった筋肉の血行不良: 硬くなった太ももの筋肉は、内部の血管を圧迫し、血行不良を引き起こします。これにより、痛みの原因となる疲労物質が溜まりやすくなり、膝周辺の慢性的な重だるさや痛みを引き起こします。
このように、膝の痛みは、太ももの筋肉の「硬さ」と「弱さ」という二つの問題が同時に存在することで、悪化しやすいのです。
ハーモニー仙川中央整骨院の改善治療
当院では、太ももの筋肉の機能不全による膝の痛みに対し、「緩める」「鍛える」「整える」の3ステップで根本改善を目指します。
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痛みの鎮静と筋肉のリリース: 炎症を伴う痛みに「ハイボルテージ治療」を行い、深部の痛みを抑えます。同時に、手技療法で硬く縮んだ大腿四頭筋全体を丁寧にストレッチし、筋肉の柔軟性を取り戻します。
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機能的な筋力回復: 弱くなっている太ももの内側や、膝の安定に必要な体幹のインナーマッスルを「EMS(楽トレ)」で強化します。これにより、膝関節を正しい位置で安定させ、痛みの再発を防ぎます。
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骨盤・股関節の調整: 太ももの筋肉の使い方は、股関節の動きに大きく影響されます。「矯正治療」で骨盤と股関節の歪みを整え、膝に負担をかけない、効率の良い体の使い方をサポートします。
家でできる膝のためのエクササイズ
硬い筋肉を緩めた上で、弱った筋肉を意識的に使うことが大切です。
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【太ももの内側を意識したトレーニング】 椅子に座り、膝と膝の間に丸めたタオルなどを挟みます。タオルを潰すように、太ももの内側に力を入れます。これを5秒間キープし、ゆっくり緩める動作を10回繰り返しましょう。
膝の痛みは、生活の質を大きく低下させます。仙川で膝の痛みにお悩みの方は、ぜひハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。体の軸となる筋肉から整え、軽快な毎日を取り戻しましょう。
副院長 板倉 基二