深い呼吸は背中から!胸郭の硬さを取って自律神経を整える

2025.10.20

深い呼吸は背中から!胸郭の硬さを取って自律神経を整える

ハーモニー仙川中央整骨院です!

「体が疲れやすい」「いつも呼吸が浅い気がする」「冷えや不眠がある」

これらの自律神経の不調も、「胸郭(きょうかく)」の硬さと密接に関係しています。胸郭とは、胸椎と肋骨、胸骨で構成される、呼吸器を保護するカゴのような部分です。

 

胸郭の硬さが自律神経に与える影響

 

胸郭の柔軟性は、呼吸の深さに直結します。胸椎や肋骨周りが硬くなると、胸郭が大きく広がることができず、呼吸が浅くなります。

  • 呼吸の浅さからくる緊張: 呼吸が浅い状態は、リラックスを促す副交感神経が働きにくく、常に体が緊張した状態(交感神経優位)になってしまいます。

  • 自律神経の通り道の圧迫: 自律神経は背骨のすぐ近くを通っています。胸椎の関節が硬く歪むと、その周辺の神経に物理的なストレスを与え、自律神経のバランスをさらに乱します。

胸郭の硬さは、姿勢を崩し、体を緊張させ、結果的に首や腰に痛みを出し、さらに自律神経症状を引き起こすという負の連鎖を生み出します。

 

ハーモニー仙川中央整骨院のアプローチ

 

当院では、胸椎・胸郭の硬さを取り、自律神経を安定させる治療を行います。

  1. 胸郭モビライゼーション: 手技と「矯正治療」で、固まった胸椎や肋骨の関節に動きをつけます。特に、胸椎の関節(胸椎−肋骨関節)を滑らかにすることで、深い呼吸を可能にします。

  2. EMSによる姿勢の安定: 胸椎が解放された後、「EMS(楽トレ)」で姿勢を支えるインナーマッスルを強化し、良い姿勢と深い呼吸を維持できる体を作ります。

 

???? 背中の柔軟性を高める!おすすめエクササイズ ????

 

胸郭を大きく広げる動きは、自律神経を整える効果もあります。

  • 【背中の伸展エクササイズ(フォームローラー使用)】

    1. フォームローラー(または丸めたバスタオル)を床に置き、背中の真ん中(胸椎)が当たるように仰向けになります。

    2. 両手を頭の後ろで組み、息を吐きながら、頭を床に近づけるようにゆっくりと背中を反らせます。

    3. 腰は反らないように、お腹に軽く力を入れ、胸郭だけを広げるのを意識します。

    4. ローラーを上下に数センチずつずらし、硬い場所を重点的にストレッチします。

このエクササイズは、特に猫背で固まりやすい胸椎の動きを回復させ、深い呼吸を促します。

体の不調の根本原因は、背中の硬さにあるかもしれません。仙川で自律神経の乱れや慢性的な体の固さにお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。



副院長 板倉 基二