朝、ベッドからおりると足の裏が痛い?「扁平足・回内足」と足底腱膜炎の密接な関係

2025.11.19

朝、ベッドからおりると足の裏が痛い?「扁平足・回内足」と足底腱膜炎の密接な関係

ハーモニー仙川中央整骨院です!

ランニングやウォーキングをした後に「かかとや土踏まずのあたりが痛む」「朝起きて最初の一歩が特に痛い」といった症状でお悩みではありませんか?それは、足裏の代表的な障害である**「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」**かもしれません。

特に、足の構造が**「回内足(かいないそく)」**になっている方は、足底腱膜炎を発症するリスクが非常に高いことをご存知でしょうか。

 

1. 回内足とは?足底腱膜炎を引き起こすメカニズム

 

「回内」とは、足が着地する際に、足首が内側に倒れ込みすぎる状態(オーバープロネーション)のことです。一般的に「扁平足(へんぺいそく)」と表現されることが多い状態も、回内足の一種です。

  • 足の衝撃吸収機能の低下: 本来、足には着地時の衝撃を吸収する「アーチ(土踏まず)」があります。回内足になると、このアーチが過度に潰れて平らになるため、衝撃吸収能力が著しく低下します。

  • 足底腱膜への過度な牽引ストレス: アーチが潰れる際、かかとの骨から足指の付け根にかけて張っている**「足底腱膜」**が、常に引き伸ばされた状態になります。

  • 炎症と損傷: ランニングや長時間の立ち仕事など、足への負担が繰り返されると、この過度な牽引ストレスに耐えきれず、足底腱膜にかかとの付着部などで微細な損傷や炎症が起こります。これが、足底腱膜炎の激しい痛みの正体です。


 

2. 回内足・足底腱膜炎の根本的なケア方法

 

足底腱膜炎を治すには、炎症を抑えるとともに、根本原因である「回内(足の倒れ込み)」を防ぐことが重要です。

 

① 整骨院での治療アプローチ

 

  1. 炎症と痛みの鎮静: 痛みが強い急性期には、「ハイボルト治療」などで患部の炎症を素早く鎮静させ、痛みを緩和します。

  2. 筋膜・柔軟性の改善: ふくらはぎやアキレス腱の硬さが回内を助長するため、手技療法でこれらの筋肉を丁寧に緩め、足首の可動性を改善します。

  3. テーピング療法による安定化: 足底のアーチを人工的に持ち上げたり、足首の過度な回内を防いだりするために、テーピング療法を行います。これにより、一時的に足底腱膜にかかるストレスを軽減し、治癒を促進します。

  4. 体幹・臀筋の強化(回内予防): 実は、足の回内は股関節やお尻の筋肉(臀筋)の弱さからくることが多いです。当院では、「EMS(楽トレ)」でお尻や体幹を強化し、足が倒れ込まないように上から支える安定性を高めます。

仙川で足底腱膜炎や足の歪みにお悩みの方は、回内足の根本原因からアプローチするハーモニー仙川中央整骨院にご相談ください。



副院長 板倉 基二