2025.03.22
膝のクッション、半月板について
半月板は、膝関節の大腿骨と脛骨の間にあるC型の軟骨組織で、内側と外側にそれぞれ存在します。主な役割は、膝関節にかかる衝撃を吸収し、安定性を保つことです。
半月板損傷は、スポーツ中の急な方向転換や着地の失敗、加齢による半月板の脆弱化などが原因で発生します。損傷の程度によって、軽度の亀裂から完全断裂までさまざまです。
症状:
- 膝の痛み(特に捻った時や体重をかけた時)
- 膝の腫れ
- 膝の引っかかり感やロッキング(膝が動かなくなる)
- 膝の不安定感
誰に起こりやすいか:
- サッカー、バスケットボール、ラグビーなど、膝を捻る動作が多いスポーツ選手
- 中高年以降の、半月板が変性している人
- 肥満の人
- O脚やX脚の人
治療:
- 軽度の場合は、安静、冷却、圧迫、挙上(RICE処置)やリハビリテーション
- 重度の場合は、手術(縫合術や切除術)適応になる可能性もあります。
半月板損傷は、放置すると変形性膝関節症のリスクを高めるため、早期の診断と適切な治療が重要です。
軽度な場合や、リハビリ、後療法などで整骨院でも治療が行えます。
お困りの際は一度ご相談ください。
副院長 板倉 基二