産後の腰痛と矯正治療を行う理由

2025.03.30

産後の腰痛と矯正治療を行う理由

こんにちは。
ハーモニー仙川中央整骨院です。

 

産後の腰痛は、多くの女性が経験する一般的な症状ですが、その背景には複雑な要因が絡み合っています。

ホルモンバランスの変化

妊娠中、リラキシンというホルモンが分泌され、骨盤周辺の靭帯や筋肉を緩めます。これは、赤ちゃんが産道を通りやすくするための自然な体の変化ですが、産後もこの緩みが残ることがあります。

骨盤の歪み

出産時に開いた骨盤は、時間をかけて徐々に戻りますが、完全に元の状態に戻るとは限りません。骨盤が歪んだままになると、体の重心がずれ、腰への負担が増加します。

筋力低下

妊娠中から産後にかけて、腹筋や骨盤底筋群など、骨盤周辺の筋肉が弱まります。これらの筋肉は、骨盤を支え、正しい姿勢を保つために重要ですが、筋力低下によって骨盤が不安定になり、腰痛を引き起こしやすくなります。

育児による負担

赤ちゃんのお世話は、体に大きな負担がかかります。授乳や抱っこ、おむつ替えなど、慣れない姿勢での作業は、腰に負担をかけ、痛みを悪化させる原因となります。

産後骨盤矯正の重要性

産後の骨盤矯正は、これらの要因にアプローチし、腰痛の根本的な改善を目指します。骨盤矯正治療で骨盤の歪みを整え、EMSなどで弱った筋肉を強化することで、腰への負担を軽減し、痛みの緩和だけでなく、将来的な腰痛予防にも繋がります。

当院では、一人ひとりの体の状態に合わせた施術と、日常生活での注意点や効果的なエクササイズ指導を行い、産後の腰痛に悩む女性をサポートします。



副院長 板倉 基二